[ ご担当者様 ]
パーソルクロステクノロジー株式会社(取材時はパーソルテクノロジースタッフ株式会社)
IT営業本部 IT第1統括部 東日本第2営業部 兼 IT営業本部 人材開発部
部長:近藤 晃洋 様
事業統括本部 経営企画統括部 サービス企画部 サービス企画G
スペシャリスト:枝並 陽子 様

[ 取材日 ]
2022年 5月 27日 / 17時00分

パーソルクロステクノロジー株式会社はIT系・機電系(機械・電気・電子工学)のエンジニアに特化した人材派遣会社です。2002年4月に設立したテンプスタッフ・テクノロジー株式会社(現パーソルテンプスタッフ株式会社)と株式会社インテリジェンスの派遣部門が2017年1月に統合、エンジニア派遣事業に特化した事業会社として、現在の社名となりました。今回はパーソルクロステクノロジー株式会社様にて派遣スタッフ向け評価ツール「Life Ship」を導入いただいた背景や効果等をお伺いしました。

評価実施や派遣スタッフへのフィードバック実施の進捗率が良くありませんでした

−−派遣スタッフの評価が義務化されると決まった後、社内でどのような動きがありましたか?

労働者派遣法が改正され、派遣会社に派遣スタッフの評価が義務化されるまでは、社内で統一した評価に関するルールがなく、一部の担当者がそれぞれの判断にて就業評価を実施しているような状態でした。ですので、まずは評価運用方法を会社として整備する必要がありました。
評価運用1年目である2020年度については、まず企画部門が必要な運用フローの制定をし、各部門長がそれぞれの部門へ運用フローを展開する形で実施をしました。

−−実際に行っていた評価運用方法について教えてください。

2020年度の評価運用方法としては、基幹システムから評価対象者を抽出し、抽出したデータをexcelに貼り付け、各営業部に展開し、各担当者に評価を入力してもらうというものでした。
派遣スタッフへの自己評価や派遣先への評価依頼については、通常業務にプラスしてexcelや口頭でのヒアリングを双方に実施することは業務負荷がかかりすぎてしまうこと等を踏まえて、評価運用一年目の運用では会社全体では推進せず、各担当者の判断で実施していました。

−−これまでの評価運用で苦労した点、課題はありましたか?

評価運用初年度ということもありとても苦労しました。
評価実施や派遣スタッフへのフィードバック実施の進捗率が良くありませんでした。法対応ということで対応しなければいけないのはもちろんですが、とはいえ実施すればそれで終わりというものでもありません。
派遣スタッフの何をどのように評価するのか、評価結果のフィードバックはどのように伝えれば良いのかといった部分で戸惑う声は多く、評価やフィードバックの実施が進まない状況でした。
また、評価やフィードバックを実施したといっても、それが派遣スタッフの処遇改善やキャリア支援に繋げられていないと感じる部分も多くありました。

Life Ship社のスタッフのキャリア支援を実現するという方針が、当社の重視している点と合致していました

−−評価運用に関するツール導入について重視した点はありますか?

元々当社としてはexcelでの運用から脱却をしたいと思っており、ツール導入を検討していました。
評価運用1年目を踏まえて、評価運用を法令遵守の為だけのものにしたくないと考えており、評価運用を通じて派遣スタッフのキャリア支援や処遇改善につながるサービスであることが望ましいと考えていました。
また、担当者も実際に利用することになりますので、担当者の工数が削減されるかどうか、管理側の負担が軽減するかどうかも重視していました。そんな中で、Life Shipを知り、当社の要望が満たせると思いました。

−−リリースして間もないツールを導入するのに抵抗はありませんでしたか?

全くないわけではありませんでしたが、プロダクト自体は顧客の声を聞きながら開発を進めていっていましたし、Life Ship社ではスタッフのキャリア支援を実現するという方針が、当社の重視している点と合致していました。ですので、今後利用していく中で、より使い勝手がよくなっていくと思いました。

評価フィードバックの完了率が約30%改善、評価進捗率の集計等の管理工数が約40%削減できました

−−Life Shipを導入してみて具体的にどのような効果が得られましたか?

評価運用1年目と比較すると、評価フィードバックの完了率が30%改善しました。フィードバックは口頭や電話等で実施することを推奨していましたが、その後Life Ship上から評価結果をボタン一つで送れるので、管理もしやすかったです。
また、評価対象者の評価進捗が担当者や部署毎にひとめでわかる為、評価進捗率の集計等の管理工数が約40%削減できました。担当者毎の進捗も確認できるので今後はマネジメントツールとしても活用できそうと思いました。
また、今までは回収できていなかった派遣スタッフや派遣先からの評価回答も簡単に回収することができ、Life Ship上で一元管理できるようになりました。派遣スタッフや派遣先からの回答は今後の評価運用や日々の派遣スタッフとのコミュニケーションにおいても参考になるものが非常に多かったので、新しい気づきになりました。

−−Life Shipツールの中でどのような部分が使いやすかったですか?

シンプルで分かりやすいので、操作に戸惑うことはありませんでした。基本的にクリックのみで派遣スタッフや派遣先に評価依頼が送れ、派遣元の評価確定、評価フィードバックまで一括で管理できたので使いやすかったです。
また、返ってきた派遣スタッフと派遣先の回答を見比べながら派遣元の最終評価が実施できることで評価をつけやすくなりました。

−−今後の展望についてお聞かせください。

2022年度の評価運用については、スムーズな評価運用だけでなく、その後の処遇改善までを見越して、契約書に記載されている仕事内容の見直しや、顧客毎の予算策定時期に合わせ、評価実施時期を前倒す等工夫をしていきたいと思っています。
エンジニアスキルへの求人、求職は形式を変えながら今後も増え続けていくと思います。当社も派遣サービスの提供も拡大させつつ、多様な働き方にもフィットするよう、契約形態含め複数の選択肢をエンジニアマーケットへ提案していきたいと思います。

−−当社も引き続き派遣スタッフのキャリア支援に尽力していきたいと思います。ありがとうございました!

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